真綿でお昼寝

ときメモGS4のプレイ日記など

一紀ルート真告白の感想

 一紀ルートは、キーワードとして「葛藤」と「背伸び」がずっとあったような気がした。
葛藤は、「氷室家」というお家柄に関して、そういう名前から自分を外側から決めつけられるのを至極嫌っている*1ことから感じた。風真くんもはばたち市の良いお家の出身だけども、そのお家のことも含めて堂々としていて、2人が対象的な感じがした。一紀くんは淡々としているのに、心の蓋の下には”ぐずぐず”の感情がいっぱいあって、その”ぐずぐず”がスチルイベントなどで垣間見えるたびに少し複雑な気分になった。はばたき学園を出て、もっと素直に吐き出せる環境になったら、少しは楽になるのだろうなぁ。ダーツとかゲームセンター、水族館のときめき会話も、純粋に楽しんでる感じの話だったので、マリィの前では肩肘張らずに居られる貴重な存在であることを認識して、次第に好きになったのかなぁと想像した。ほんと、氷室マリィ側がどんな手段で一紀くんが持つ”壁”を壊したのかが気になった。ライブハウスの行く前とか、目の光のキラキラ度が増すようなエフェクトや、すぐにデレるところが可愛かった。それを見るたびに自分の素直な気持ちが出せるようになったんだな、よかったね、と思えた。
 背伸びは、彼は一年の差をずっと感じていて差が広がらないように努力している感じから挙げたキーワードだ。3年目の花火大会のときめき会話の「一年後の約束を気軽にすべきじゃないな」とか、一年後まで縛るようなことをしてはいけないという自制はしつつも、「僕の気持ちは変わらない」という言葉は伝えていて、入学当初にはなかった自分の気持ちを伝えようとする姿勢を感じて、なんだか嬉しかった*2。あとちゃんと本命ルートで卒業前の壁ドンスチルを受け止めてみると、置いて行かれてしまうことが、本当に不安だったんだろうなぁと感じた。でも高校卒業したら、浪人生もたくさんいるし、一年の差とかあまり気にならなくなるような気がする。一紀くんの苦しさは、高校を卒業さえすれば、少しずつ柔らいでいくのではないかな、と思えてより一紀くんとマリィのこの先をそっとみつめていたいなぁと思った。キスシルエットでめっちゃぐっと来てしまい、マリィと並んで歩けてよかったね…という気持ちでいっぱいになった。
 真告白の「時間を共有できることの重要さとありがたみ」という言葉は、なんかこのご時世とかぶってしみじみしてしまった。全然文脈違うのに。私の仕事がフルリモートOKであるからかもしれない。ただ、インターネットでつながっていても、画面の向こうの人間をきちんと認識しているかどうかというとわからない。五感で感じていたものが全部視覚情報だけになってしまって、今は本当に難しい。これがいつまで続くかわからないけど、画面の向こうの人のことをきちんと気遣って生きていきたい。なんて、乙女ゲームで考えると思ってなかったからGS4はすごいゲームだなーと思いました。
 やっと本多くん、七ツ森くん、大成功先生、柊くんと攻略したけど、まだまだ攻略対象が残ってて先が長く奥が深い…

*1:その癖に枕投げミニゲームで氷室教頭を召喚させてしまうのが草だった。

*2:三年目手芸部成功とかもうプロポーズ…